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僕ならもうキミに決めたんだ これはきっと恋してる

五騎当千で9年ぶりの友達と再会した話

国立代々木競技場第一体育館。原宿駅で降りると、想像もしていなかったような場所にそれはあった。長くジャニーズのファンをしていて、一度も縁のなかったその会場。東京に住み始めて3年目で少し慣れてきたような気もしていたけど、あんなに都会のど真ん中にアリーナがあるなんて、わたしは全然知らなかった。

初めて足を踏み入れる会場にドキドキして入り口に向かうと「五騎当千」と書かれたチケットが発券されて。いざ中に入ると、想像していた以上に大きな会場。メインステージに垂れ下がる五色の布。流れ続けるHiHi Jetsの曲。会場に入った瞬間、視覚と聴覚をすべてHiHi Jetsで捉えられた。

アリーナでのコンサートに行くのは慣れているはずなのに、HiHi Jetsが立つというだけでこんなにも広く大きく感じるのか。そう思うとそれも新鮮で、初めてのことばかりでとてもドキドキした。わたしがこの会場に来れたのは友達が快くチケットを譲ってくれたからで、本来なら1公演も入ることができなかった。こんな大きな規模の会場をHiHi Jetsは埋めていて、埋めるどころか当たらなかった人がたくさんいて。そう思うとあまりにもすごくて、ありがたくて本当にゾクゾクした。

 

HiHi Jetsに出会ってから、わたしには良いことばかり起きる。優斗くんを好きになってから運が良くなって毎日が楽しくなったし、友達が増えたし、1年前では想像もしていなかったほどのたくさんのHiHi Jetsのファンのみなさんが仲良くしてくれていて。ただでさえ幸せなのに、HiHi Jetsのパフォーマンスはわたしをもっともっとすごい世界に連れていってくれるってわかってたから、始まる前から本当に嬉しくて楽しくてワクワクしていた。

 

「はるちゃんですか?」

 

開演直前15分前、チケットを譲ってくれた友達の友達と座席で雑談していたとき、それは起こった。

 

「昔、関ジャニ∞の無料イベントで隣の席だったと思うんですけど‥」

 

友達の友達としてたまたま出会った作間担の女の子。歳近いから仲良くなれると思う!と言われていた女の子が、9年前に関ジャニ∞のすごはちというイベントで隣の席になって、仲良くなった子だった。雰囲気が変わっていて全然気づかなかった。

当時わたしは高1で、その子も高2。わたしがその後わりとすぐに関ジュ担になってしまったこともあり、疎遠になっていて。たまに元気かな?と思ったりしていたのだけど、まさかのHiHi Jetsのライブで再会したのだ。

 

「そうです!!え!!もしかして?!?!」

 

めちゃくちゃびっくりして、開演15分前なのに全然優斗くんのことが考えられなくなってしまった。

LINEを交換してみると、変わらずその子はわたしの友達リストにいて。9年以上も経っているのに、お互い変わらずオタクをやってることもジュニア担になっていることも衝撃だったし、わたしは関西出身でその子も地方出身なのに、原宿のど真ん中のアリーナで再会していることも、偶然にしてはあまりにもできすぎた話だった。

 

「似てるなーって思ってたんだよね!! 元安田担って聞いて絶対そうだって思って!!」

 

そこからわたしたちはすぐに打ち解けて、昔話していた頃と同じように話して。これまでのことをいろいろ話していると、開演時間を迎えた。隣にその子がいるのは、ずっと不思議な感覚だった。

 

関ジャニ∞の無料イベントが行われたのはたった1日。たった1回で、CD購入特典で当たった人だけ。しかも京セラドーム。今回の五騎当千にその子と私が入っていたのもたった1回の11/21昼公演。こんな風にまた出会って隣の席になるなんて、どんな確率? これもまたHiHi Jetsが繋いでくれた縁だと思うと、すごく嬉しくなった。

 

終わってからも、これまでのことをいろいろ話して、会場の外でたくさん写真を撮った。

 

こんな偶然あるんだ、と今でも少し震えている。

 

また絶対会おうね!東京来る時連絡してね!と話しているので、この子とはこれからも会うと思う。HiHi Jetsが繋いでくれた縁を大切にしたいし、HiHi Jetsのみんなには心からありがとうと言いたい。

こんな奇跡みたいなことがあったこと、どこかでHiHi Jetsに伝わるといいな。(この友達はすでにらじらーに投稿したらしい。笑)

 

五騎当千、行けてよかった。大好きだった友達にまた出会えてよかった。チケットを譲ってくれてこの子にまた出会うきっかけをくれた友達も本当に本当にありがとう!感謝してもしきれないです!

オタクをしていると本当に何があるかわからない。もしかしたらこれからも隣の席の人が偶然昔馴染みの友達なことがあるかもしれない。

また、HiHi Jetsを好きになれてよかったと思う理由がひとつ増えてしまった。そんな、嘘みたいな本当の話。